座談会 「理学療法ジャーナル」50巻記念企画
理学療法の未来を語る
小川 克巳
1
,
磯 あすか
2
,
山本 喜美夫
3
,
原田 佳澄
4
1日本理学療法士協会
2インターリハ株式会社フィジオセンター
3亀田総合病院リハビリテーション室
4花の丘病院リハビリテーション科
pp.389-397
発行日 2016年4月15日
Published Date 2016/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551200532
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——わが国に理学療法士が誕生して50年を迎えました.合わせて,本誌「理学療法ジャーナル」も50巻を数えることになり,今回50巻記念企画として特別座談会「理学療法の未来を語る」を企画しました.まず小川さんから,この50年の歩みを踏まえ,理学療法の現状と課題についてお話しください.
小川 私は第8回国家試験の合格者ですので,42年間理学療法士として過ごしてきたことになります.理学療法士の歴史を紐解くと,1963年に国立東京病院附属リハビリテーション学院(以下,学院)がわが国最初の理学療法士養成校として誕生しました.それから3年後の1966年に第1回国家試験が行われ,183名が合格し,同じ年にそのうちの110名により日本理学療法士協会(以下,協会)が設立されました.
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