特集 大規模災害の支援・防災活動—大震災からの学び
県士会(公益法人)の地域支援・防災システム構築と理学療法・士の役割
下田 栄次
1,2
,
隆島 研吾
2,3
Eiji Shimoda
1,2
1あべ整形外科リハビリテーション科
2公益社団法人神奈川県理学療法士会災害対策委員会
3神奈川県立保健福祉大学保健福祉学部リハビリテーション学科理学療法学専攻
キーワード:
災害時のリハビリテーション支援
,
災害対策委員会
,
災害時理学療法・士
,
地域防災
,
初動対応
Keyword:
災害時のリハビリテーション支援
,
災害対策委員会
,
災害時理学療法・士
,
地域防災
,
初動対応
pp.205-212
発行日 2015年3月15日
Published Date 2015/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551200143
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はじめに
甚大な被害をもたらした東日本大震災を教訓に,南海トラフ巨大地震,首都直下型地震に限らずその他の大規模災害に備えるべく,防災・減災の観点から災害時のリハビリテーション(以下,災害リハビリテーション)支援,災害時理学療法・士の役割を早急に整備していく必要がある.
今回,大規模災害時の公益社団法人神奈川県理学療法士会(以下,本会)における災害支援体制,地域支援・防災システム,ネットワークづくりについて概説する機会を得た.本稿では,災害対策委員会の設置経緯から現在展開している事業について,また組織的な支援体制のあり方や,災害時における理学療法・士の役割,今後の課題についても考察したい.
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