特集 慢性腎臓病と理学療法
腎臓機能障害者のリハビリテーション
上月 正博
1
Masahiro Kohzuki
1
1東北大学大学院医学系研究科障害科学専攻内部障害学分野
キーワード:
慢性腎臓病(CKD)
,
透析(dialysis)
,
運動(exercise)
,
腎臓リハビリテーション(renal rehabilitation)
,
QOL(quality of life)
Keyword:
慢性腎臓病(CKD)
,
透析(dialysis)
,
運動(exercise)
,
腎臓リハビリテーション(renal rehabilitation)
,
QOL(quality of life)
pp.691-698
発行日 2014年8月15日
Published Date 2014/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551106715
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はじめに
わが国の慢性透析患者数は30万人を突破し,国民400人に1人の割合にまで高まった1).超高齢社会を反映して透析患者も年々高齢化し,2012年末の透析人口全体の平均年齢は66.87歳,2012年新規導入透析患者の平均年齢は68.44歳である.透析導入患者を年齢層で見てみると,男女とも75~79歳が最も多い1).本稿では,透析患者をはじめとする慢性腎臓病(chronic kidney disease:CKD)患者における腎臓リハビリテーションについて概説する.
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