特集 理学療法実践に役立つコミュニケーション技術
理学療法における問診技術
内 昌之
1
Masayuki Uchi
1
1東邦大学医療センター大森病院リハビリテーション科
キーワード:
コミュニケーション
,
問診
,
面接技術
,
現病歴
,
理学療法
Keyword:
コミュニケーション
,
問診
,
面接技術
,
現病歴
,
理学療法
pp.291-295
発行日 2014年4月15日
Published Date 2014/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551106599
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
序論
理学療法士とはどのような存在でしょうか? この問いに対する答えは,見方によりいくつかに分けられる.理学療法士は医療・福祉・介護分野において不可欠な存在で,リハビリテーションチームの一員として患者・対象者(以下,患者)の治療に従事することが本道である.
別の観点から捉えると,理学療法士は患者の治療に携わり社会的役割を果たすと同時に,個々の症例を通してさまざまな事柄を学び,悲喜こもごもの臨床において価値観・死生観の奥深さを学び,自己研鑽の機会を享受する存在でもある.時々刻々と変化する学術的知識を生涯にわたり謙虚に学び続けて手技の向上に努めるとともに,何よりも患者の言葉に耳を傾けることがわれわれに課せられた責務と言える.
Copyright © 2014, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.