理学療法の現場から
大学病院の昨今
竹谷 春逸
1
1浜松医科大学付属病院中央診療部門リハビリテーション部
pp.119
発行日 2002年2月15日
Published Date 2002/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551105984
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浜松医科大学付属病院リハビリテーション部門は,私が1978年着任した当時は特殊診療部門に属していたが,1999年に中央診療部門昇格と同時に助教授が就任し言語聴覚部門を統合,昨年1月にはリハビリテーション専門医が助手として着任し,その年の4月には作業療法部門を開設,5月には作業療法士が配属され,リハ医学会より研修施設の認定を受け,機構的に大きく変わってきた.
昨今,文部科学省は大学の構造改革,国立大学の大幅削減,独立行政法人化,トップ30大学の育成など次々と新たな方針を打ち出している.この方針の背景には,旧帝国大学の大学院大学化,業績の乏しい大学の統廃合や補助金の打ち切り,予算減額などの意図が見え隠れしている気がしてならない.
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