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編集後記
奈良 勲
pp.968
発行日 1996年12月15日
Published Date 1996/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551104955
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本号は,本誌の創刊30周年を記念した特別号とした.特集テーマを「理学療法の展望」としてこれまでの30年を振り返り,同時に21世紀の理学療法を発展させる上で軸となる主な課題を取り上げた.
中屋氏,他には30年の変遷と展望をコンパクトにまとめて頂いた.森永氏には教育,黒川氏には需給・職域,大峯氏,他には研究,吉元氏には卒後教育,半田氏には社会的位置づけ,吉尾氏には診療報酬,そして丸山氏には世界理学療法連盟学会についてエネルギーを注いで執筆して頂いた.各人の論文を拝読すると,わが国の理学療法の歩みとこれからの課題が濃縮されて迫ってくる.理学療法が現在の姿に至ったのは,これまで理学療法士としてそれぞれの立場で尽力されたすべての方々の成果であることに間違いはないが,それを支えて頂いた関係各位の支援・協力を忘れてはならないと感じる.
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