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特集 退院前指導とそのフォローアップ
車椅子レベルの脳卒中患者の退院前指導
Sawada Takanori
澤田 隆憲
1
,
貴田 貴子
2
,
須藤 真史
2
,
相内 俊範
3
,
渡辺 啓子
2
1鯵ケ沢町立中央病院リハビリテーション科
2黎明郷リハビリテーション病院理学療法室
3南部病院理学療法室
pp.701-704
発行日 1996年10月15日
Published Date 1996/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551104616
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1.はじめに
超高齢化社会を迎えて,今後,車椅子レベルで退院する脳卒中患者が増加することが予想される.加えて,車椅子レベルの患者は退院後早期に機能低下を起こしやすい1,2).それゆえに,彼らのQOLの維持・向上をいかに図っていくかが今後の大きな課題である.
筆者らは,過去に行った生活実態調査から得られた結果をもとに,退院後の機能維持,QOLの向上をどのように図ればよいか現在模索中であり,その1つとして退院前指導を行っているところである.
そこで本稿では,筆者らが経験した1症例を紹介し,退院前指導の実際について述べてみたい.
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