プログレス
視床下部下垂体の機能調節と病態生理
戎井 理
1
,
島津 章
2
,
中尾 一和
2
Ebisui Osamu
1
1京都市身障者リハビリテーションセンター神経内科
2京都大学大学院医学研究科臨床病態医科学講座
pp.270-271
発行日 1996年4月15日
Published Date 1996/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551104527
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下垂体はペプチドホルモンを分泌し,生体のホメオスタシスを維持する重要な役割を担っている.さらに下垂体ホルモンの分泌は,間脳(視床下部)から放出される視床下部ホルモンによって調節されている.近年,これらの視床下部ホルモンおよび下垂体ホルモンに対する受容体(レセプター)の構造やその情報伝達機構が明らかとなり,視床下部下垂体疾患の新たな展開がなされようとしている.本稿では間脳下垂体疾患の病態生理と最近の知見を述べる.
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