増刊号 CT・MRIアトラス—正常解剖と読影のポイント
脳脊髄
各論
下垂体・視床下部・傍鞍部
三木 幸雄
1
,
金柿 光憲
1
1京都大学医学部附属病院核医学・画像診断学
pp.52-57
発行日 2001年10月30日
Published Date 2001/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402908359
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はじめに
下垂体・傍下垂体領域は,下垂体・下垂体柄・海綿静脈洞・Willis動脈輪・視交叉・視床下部など,解剖学的に複雑な構造物で構成される(画像で確認できる主要な構造物を,図1~4に示した).また,下垂体の大きさには個人差も大きい.疾患のMRI診断のためには,それらの構造物の正常像の理解が不可欠である1).本稿では,下垂体・傍下垂体領域の正常MRI像について解説し,続いて代表的な疾患例を提示する.
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