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特集 Ⅱ.ハンドセラピー
慢性関節リウマチの手指変形に対する手の外科とハンドセラピー
Hand Therapy: Hand Surgery and Hand Therapy of Finger Deformities in Rheumatoid Arthriti
伊藤 義広
1
,
古川 園子
1
,
宗重 博
1
Yoshihiro ITO
1
,
Sonoko FURUKAWA
1
,
Hiroshi MUNESHIGE
1
1広島大学医学部附属病院リハビリテーション部
1Department of Rehabilitation Medicine, Hiroshima University School of Medicine.
pp.758-763
発行日 1994年11月15日
Published Date 1994/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551104127
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Ⅰ.初めに
リウマチは進行性かつ全身性の非特異的慢性炎症疾患である.リウマチ患者の上肢の日常生活活動(ADL)に障害となる手指の疼痛や運動障害は,運動,装具,薬物などの保存的療法や滑膜切除などの観血的療法によって治療される1-3).通常リウマチの手指変形は緩徐に進行するため,機能や形態の上で障害はあってもADLはある程度適応している場合も多く,変形がすべて機能障害につながるわけではない.しかし,明らかに変形に起因する機能・能力障害に対しては変形矯正と機能再建を目的とした手術が行なわれる.「リウマチの手指変形」の手術には多くの方法があり,本稿では代表的な機能再建術とハンドセラピーについてまとめる.
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