Japanese
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特集 呼吸機能障害の理学療法
呼吸理学療法の新展望
Physical Therapy for Respiratory Disturbances: New Perspectives of Chest Physical Therapy
宮川 哲夫
1
,
石川 朗
2
Tetsuo MIYAGAWA
1
,
Akira ISHIKAWA
2
1聖マリアンナ医科大学病院リハビリテーション部
2帝京大学医学部附属病院リハビリテーション部
1Department of Rehabilitation Medicine, St Marianna University School of Medicine Hospital.
2Department of Rehabilitation Medicine, Teikyo University School of Medicine Hospital.
pp.678-685
発行日 1993年10月15日
Published Date 1993/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551103841
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1初めに
呼吸理学療法(chest physical therapy)に関する報告はすでに1890年に認められ,決して新しい治療法ではなく,その方法論は「慢性呼吸不全を対象として発展してきた.しかし,急性呼吸不全に対する呼吸理学療法も十分に定着してきている.今まさに,科学的見地に立って呼吸理学療法とは何か,手技,効果,用語などの定義と命名を再検討すべき時期である1).近年,アメリカ呼吸ケア協会において,より適切なアプローチを行なうためにtherapist-driven Protocolsという新しい概念の下にさまざまなガイドラインが示されつつある2).このような現状で呼吸理学療法の領域で新しい知見やアプローチについて概説する.
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