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特集 苦労した症例報告集
―難病―Parkinson病に対する神経発達学的アプローチ―症例を通して
Reports on Difficult Cases; Intractable Disease: Neuro-developmental Approach to Parkison's Disease; A Case Study
曽根 政富
1
Masatomi SONE
1
1順天堂大学医学部附属順天堂医院理学療法室
1Juntendo University Medical Hospital.
pp.155-159
発行日 1990年3月15日
Published Date 1990/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551102967
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Ⅰ.初めに
難病とは,“原因不明で治療方針未確立であり,かつ後遺症を残すおそれがすくなくない疾病”および“経過が慢性にわたり,単に経済的な問題のみならず介護等に著しく人手を要するために家族の負担が重く,また精神的にも負担の大きい疾病”と定義されている1).
当院ではわれわれが担当する疾患にも神経難病の患者が多く,その中でもParkinson病,脊髄小脳変性症などを多く取り扱う.理学療法士としてどの疾患の患者についても試行錯誤の連続であり,その中から反省したり,勉強させてもらう毎日である.
今回は,今日まで12年間Parkinson病(若年性Parkinson病)の一症例を担当し,患者さんから学んだ点について報告する.
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