Japanese
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講座 リハビリテーションと住宅改造・2
我が国の住環境基準と身体障害者
Rehabilitation and House Adaptation. 2: Standards of Barrier-free Design and Physically Handicapped in Japan
岩井 一幸
1
Ikko IWAI
1
1東京家政学院大学人文学部工芸文化学科
1Tokyo Kasei Gakuin University.
pp.105-110
発行日 1990年2月15日
Published Date 1990/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551102950
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Ⅰ.身体障害老を配慮した住環境基準の展開
身体障害者と関連して生活をする場の物的環境が問題となったのは,1950年代であり,1961年になって初めて身体障害者の住環境に対する要求条件が,技術によって実現すべき目標を示した技術仕様書の形で公的に刊行される.これがアメリカ規格協会によって作成され,住宅を除く建物を対象としたガイドラインASAA117.1「建物及び設備を身体障害者にも近ずきやすく,使用できるものにするためのアメリカ規格仕様書」である.ここではこのような公的な住環境基準について述べる.
これに影響を受けて,この後ヨーロッパ諸国を中心に各国で技術仕様書の形でガイドラインの作成が行なわれる.
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