学会印象記
―第26回日本義肢装具学会学術大会―ふれあいとコミュニケーションin川越
原 和彦
1
1埼玉県立大学保健医療福祉学部
pp.141-142
発行日 2011年2月15日
Published Date 2011/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551101871
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第26回日本義肢装具学会学術大会は2010年10月23日(土)から24日(日)にかけて川越プリンスホテルにて行われた.大会長の赤居正美先生のもと,埼玉県川越の地で「義肢装具におけるエビデンスの構築を目指して」のメインテーマを掲げて120演題の発表が行われ,およそ1,000名の参加者があった.東西に広い埼玉県で,川越はほぼその中央に位置する.小江戸川越と称され,名所として情緒あふれる蔵造りの町並みや寺院などの歴史的建造物が多く残された街である.筆者自身が埼玉在住なのであまり気にしていなかったが,蔵造りの街並みには道路と店の間に段差がなくバリアフリーに対応した住環境が整備されており,古くて新しい街だと感じた.また,本川越駅の改札を出てすぐ右手に会場のホテルのエントランスがあり(図1),交通の利便性もよかった.会場は口述3か所とポスター,展示会場の計5か所で,川越の街並みのようにこぢんまりとしつつも人と人の近接感を感じる学会会場であった.
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