新人理学療法士へのメッセージ
Think global, act local
朴 文華
1
1滋賀県立成人病センターリハビリテーション科
pp.428-429
発行日 2009年5月15日
Published Date 2009/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551101413
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私は,今春,理学療法士になって4年目を迎えました.今回,「新人理学療法士へのメッセージ」を書く機会をいただきましたので,自分のことを振り返りながら,新人の皆様に何か伝われば,と思います.
私が現在の病院に入職した時期に,同じ施設内に県立リハビリテーションセンターが開設されました.それに伴うシステムの改変により,リハビリテーション科にとっても慌ただしい時期でした.スタッフも一気に増員したため,当時は組織としての体制整備に多くの労力が割かれていたように思います.そのような中で,他の病院で働いている同期はどんどん患者さんを任されているという近況を聞き,自分はこれでよいのかと焦っていました.そして,自分のやるべきことは自分の担当患者さんに対して理学療法を行うことであり,そのために文献や資料を読んだり,治療方法について考えたり,早く一人前にならなければいけないということだけを考えていました.
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