入門講座 論文投稿のすすめ➌
論文の書き方
網本 和
1
,
鶴見 隆正
1
1本誌編集室
pp.1045-1050
発行日 2004年12月1日
Published Date 2004/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551100619
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
近年の急速な理学療法士の増加に伴い,2004年の日本理学療法学術大会の演題数は1,059題を数える大変な盛会であり会期中にそのすべてにアクセスすることは不可能であったほどである.このように学術的関心が高まり多くの発表がなされることは,理学療法の発展に多大な貢献をもたらすものと期待できる.
しかしこれらの学会発表のうち,『理学療法学』など関連の学術誌に投稿され論文として公刊されるものは実はきわめてわずかでありせいぜい数十編にすぎないのである.理学療法学関連だけではなく,広く医科学にわたり論文が採用されているとの好意的予想をもってしても,論文化されたもののシェアは必ずしも多くはないのが現実である.
Copyright © 2004, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.