ひろば
学生からみたスポーツ理学療法の魅力―フィジオアシスタントとして車いすテニス大会に参加して
大下 絵里子
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1広島大学医学部保健学科理学療法学専攻
pp.287
発行日 2004年4月1日
Published Date 2004/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551100458
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「国際交流車いすテニス大会,Peace Cup in Hiroshima」(以下Peace Cup)はNECが主催するWheelchair Tennis Tourの1つで,毎年広島で開催されています.1990年に第1回が開催され,今年(2003年)で14回目を迎えます.Peace Cupへの理学療法士のかかわりは,1996年の大会で4名の理学療法士がボランティア活動したのが始まりとのことです.その後も非公式で広島県の理学療法士がフィジオ・サービス(大会期間中,理学療法士がボランティアで選手の怪我の対応,コンディショニングを行うこと)を行ってきましたが,今年からPeace Cup大会実行委員会選手部のフィジオ・サービス部門に入り,正式に広島県理学療法士会の事業になったとのことです.今年度は31名の理学療法士がフィジオ・サービスの運営にあたり,74名の選手がフィジオ・サービスを利用し,総利用件数はのべ217件でした.
2003 Peace Cupは10月15日より5日間にわたって開催されました.大会2日目に大学の授業の一環としてフィジオ・ルームを見学しました.見学当日は34名(内5名は外国人選手)の選手がフィジオ・ルームを利用し,のべ利用件数は46件でした.フィジオ・ルームは,大会運営側が設置し,使われる備品などは広島県理学療法士会が準備します.消耗品などの必要経費は大会運営側が負担します.
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