検査じょうほう室 輸血:白血球検査あれこれ
肩のこらないHLA(2)
皆森 久美子
1
,
秋田 真哉
1
,
荒木 延夫
1
1兵庫県赤十字血液センター検査一課三係
pp.1484-1486
発行日 2001年12月1日
Published Date 2001/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543906641
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プロローグ
──陽も西に傾き,「今日も忙しかったね」とうなずき合っていた矢先,うなずきをため息に変える合図のように,検査室に電話のベルが鳴り響きました.ある病院の小児科医からの相談の様子.気持ちと体を仕事モードに切り換え直し,メモを片手に電話口に向かう担当者,聞けば,「生後2か月のベビーのHLAタイピングをお願いしたいが,ついては提出サンプルはどのようにしたらよいか?」とのこと.詳しく事情を聞いていくうちに,“これはやりがいがありそうだ”と決意を新たにしたとか,しないとか──.
「白血球検査について」シリーズ第2回は,HLAタイピング検査の実際を一般的な検査,特殊な検査,最新の検査などの紹介を交えて,お話しします.
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