豆知識
分別の効果
pp.646
発行日 2001年6月15日
Published Date 2001/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543905844
- 有料閲覧
- 文献概要
通常軽く水洗した後,0.5〜1%アルコールに浸して分別を行うが,図にその原理を示す.細胞(核と細胞質)全体を濃く染めて,酸(H+)に浸すと,細胞質に結合していたレーキと水素イオン(H+)とが交換し,その結果細胞質の部分の色が抜ける.しかしあまり長時間浸すと,核に結合していたレーキも水素イオンと交換してしまい色が落ちてしまう.
Copyright © 2001, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.