けんさアラカルト
新しい酵素法(NADS・G6P-DH系)によるアンモニアの測定
川崎 陽子
1
1新潟大学医学部附属病院検査部
pp.541
発行日 2001年6月1日
Published Date 2001/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543905827
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はじめに
酵素法によるアンモニアの測定は,特異性が高く,簡易で優れた方法として普及しています.これまでの酵素法はグルタミン酸脱水素酵素(gltammate dehydrogenase;GLDH)を用い吸光度の減少を捉えるものだけでしたが,最近,NAD(nicotinamide adeninedinucleotide)合成酵素(NADS)による上昇を捉える新しい方法が開発されました.この試薬は液状であるため調整の必要はなく,汎用自動分析装置での使用が可能です.そこで若干の検討を行った経験を基に,この方法について少しお話しします.
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