検査じょうほう室 一般:一般検査のミステリー
一般検査における表計算ソフトの活用法—MS-Excelを用いた一致率の求めかた
鳥山 満
1
1濁協医科大学越谷病院臨床検査部
pp.370-372
発行日 2001年4月1日
Published Date 2001/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543905784
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はじめに
尿定性自動分析装置の性能を評価する際,相関関係を確認する方法として従来から“一致率”がよく用いられています.なぜこの方法を用いるかといいますと,尿定性検査の成績は陰性,陽性の表示法(-,±,1+,2+,3+)のため,これら文字型と呼ばれるデータを取り扱う場合は数値に依存しない方法で検証する必要があるからです.
ところで,生化学検査や血液検査のように数値データを用いて相関関係を確認する場合は,表計算ソフト(MS-Excel,Lotus 1-2-3など)を用いると,相関係数と回帰式を簡単に求めることができます.しかし,残念なことに,文字データを表計算ソフトで計算させることは周知のとおり不可能です.
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