オピニオン
臨床検査の今,何が大切か
屋形 稔
1
1新潟大学
pp.325
発行日 2000年4月1日
Published Date 2000/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543905332
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臨床検査が医学の中の重要な一部門として参画してから今日まで大きな進展を遂げてさたことは疑いありません.しかし,同時に近年,この分野をめぐる環境の変化によって,極めて不透明かつ厳しい状況に置かれつつあることも関係者にはひしひしと感じられるところです.
さて,客観的にその事態を分析すると,一昔または二昔前と比べて,構成人員は数も増えましたが,粒も揃ってきたと見て間違いありません.それでも昔に比べてどうも威勢がよくないのは,外圧が厳しくなったばかりでもないようです.活性低下の理由は種々あるでしょうが,ある程度把握し考えたうえで対処していかなければなりません.
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