技術講座 一般
UF-100を用いた尿中有形成分分析
松田 ふき子
1
,
松田 儀一
1
,
奥山 理
1
,
登 勉
2
1三重大学医学部附属病院中央検査部
2三重大学医学部臨床検査医学講座
pp.245-251
発行日 2000年3月1日
Published Date 2000/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543905312
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新しい知見
尿沈渣は日常検査として欠かすことのできない検査である.尿沈渣検査では数多くの検体を迅速に処理する必要があり,多大な労力が払われている.近年,日本臨床検査標準協議会(JCCLS)から「尿沈渣検査法指針提案GP1-P2」が示され,尿沈渣検査が標準化されることにより,いっそう臨床的意義の高いものとなった.
そして尿沈渣は,これまで困難と思われてきた自動化という変革の時期を迎えた,UF-100は,尿を遠心操作せずに原尿のまま分析することから,尿沈渣ではなく尿中有形成分分析装置とされている.UF-100による測定は迅速で大量処理ができるだけでなく,定量検査であり,また機器の持ついくつかの機能により臨床的に役だつ新しい情報が得られる.
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