けんさアラカルト
髄液成分の基準範囲
和田 玲子
1
1新潟大学医学部附属病院検査部
pp.1524-1525
発行日 1999年12月1日
Published Date 1999/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543904040
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はじめに
脳脊髄液(以下,髄液)は脳室およびクモ膜下腔を満たし,軟膜を介して中枢神経系に接している.このため,髄液成分の変化は脳および中枢神経系のさまざまな機能や異常を反映する.
近年,自動分析装置の普及などにより測定可能な項目は増加しているが,髄液成分の新たな項目についての基準範囲の設定は,健常者からの検体採取が困難なことからその報告は少ない.
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