技術講座 一般
関節液の外観と顕微鏡所見
米田 操
1
,
高橋 勝美
1
1名張市立病院臨床検査室
pp.1175-1180
発行日 1999年9月1日
Published Date 1999/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543903968
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新しい知見
近年,関節液検査は偏光装置付き顕微鏡の普及により結晶に起因する関節炎(結晶誘発性関節炎)の診断が可能となり,多くの施設で実施されるようになってきた.さらに現在では,関節液細胞学分野の進歩によって,関節液中にのみ認められる特徴的な細胞を分類することで,個々のリウマチ性疾患を鑑別診断できるようになってきている.本稿で述べる関節液の外観と細胞所見は,リウマチ性疾患を診断するうえで最も重要な診断情報であると考える.
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