増刊号 緊急検査実践マニュアル
各論
6.一般検査
1)尿検査 a)定性試験 臨床編
森 三樹雄
1
1獨協医科大学越谷病院臨床検査部
pp.914-916
発行日 1999年6月15日
Published Date 1999/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543903907
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尿定性検査の意義
尿検査の定性試験としては,アンプル法や錠剤法なども一時使用されたが,操作が煩雑なことから利用されなくなった.現在は,尿に浸し色調変化を読み取る試験紙法が尿定性検査として広く全世界に普及している.この尿試験紙法は,病院では外来患者のスクリーニング検査や入院患者の経過観察に日常検査として用いられている(表1).このほか,集団健診,入社・入学健診,生命保険加入審査などでもスクリーニング検査として用いられている.また尿試験紙の一部(尿糖,尿蛋白,妊娠反応)は一般人が薬局で購入でき,これを用いて自己の健康管理に用いることもできる.
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