増刊号 病理組織・細胞診実践マニュアル
第V章 病理解剖
4.病理解剖の手技
松谷 章司
1
1関東逓信病院病理診断科
pp.304-309
発行日 1998年6月15日
Published Date 1998/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543903534
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はじめに
病理解剖の手技には特定の方式はなく,各施設,各人によって最も効率的なやりかたがなされている.基本的には類似していても各人各様に工夫がなされている.ここに述べる手技は1つのひな形であることをあらかじめお断りしておく.
解剖に際しては,執刀者,介助者は屍体に畏敬の念を持ち,屍体への損傷は必要最小限にとどめ,汚損は可能な限り避けるよう注意する(解剖開始時および終了時には一礼することを心がけたい).
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