トピックス
検査データのカード管理
窪寺 健
1
,
長尾 玲子
2
1NTTグループ企業本部新事業開発室
2NTT関東逓信病院健康管理科
pp.695-697
発行日 1997年7月1日
Published Date 1997/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543903193
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
最近,ガソリンスタンドでのサービスや自動車整備サービスにICカードが利用されるようになり,カードメディアも大変身近なものになってきた.カードメディアとは主に“ICカード”や“光カード”のことであるが,本稿ではICカードを取り上げる.
国内ではすでにICカードだけで約800万枚発行されているという.各省庁においてもいろいろな実験やプロジェクトが行われているが,特に保健医療分野におけるカードメディアの導入は(財)医療情報システム開発センターの調査1)によると,全国30数か所で実験がされている.カードに記録されている個人属性以外の情報は診療記録や検診データとなっているものが多い.診療記録が記録されているものに社会保険庁が熊本県八代市で行っているサービスがあり,“健康保険被保険者証”がICカード化されており動向が注目されている.検診データは健康管理を目的に記録され利用されている.
Copyright © 1997, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.