技術講座 病理
病理におけるコンピュータの活用
宇於崎 宏
1
1東京大学医学部病理学教室
pp.343-348
発行日 1997年4月1日
Published Date 1997/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543903027
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新しい知見
従来から日常の病理業務にはコンピュータが広く用いられている.患者情報や検体情報,診断情報をコンピュータで処理することで,省力化,ミスの減少,診断や研究の補助など大いに役だっている.最近では,診断情報の1つとして,マクロや顕微鏡などの画像もコンピュータ上に蓄える傾向にある.また,ハイビジョンなどの画像を利用し,遠隔地からの病理診断も行われている.これらの電子画像は,医療の質の向上,医学の発展の一助となっている.インターネットを利用した最新情報の入手も欠くことができない.病理でも情報の電子化は必須の事項といえよう.
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