病気のはなし
慢性関節リウマチ
笠原 茂
1
,
三田村 忠行
1
1JR東京総合病院神経血液内分泌内科
pp.378-382
発行日 1995年5月1日
Published Date 1995/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543902382
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新しい知見
慢性関節リウマチは原因不明の多関節炎を起こす疾患であり,病因はいまだに不明である.特異的な検査はないが,血沈,CRPといった炎症マーカーが陽性になり,リウマトイド因子陽性が患者の80%にみられる.従来良い治療がなかったが,最近メソトレキセートをはじめとする抗リウマチ剤が使用されるようになり,不十分ではあるが,一部に疾患活動性を低く抑えられ,関節破壊を予防できる症例がみられるようになった.
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