技術講座 免疫
抗赤血球自己抗体
平野 武道
1
,
半田 誠
1
,
田野崎 隆二
1
1慶應義塾大学病院輸血センター
pp.208-216
発行日 1994年3月1日
Published Date 1994/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543901827
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サマリー
自己免疫性疾患は,免疫リンパ組織の悪性腫瘍化,抑制リンパT細胞の減少,免疫不全などが複雑に働き自己抗体が産生されて起こるものであり,その分類は,産生された自己抗体が特定の臓器に特異性を示すか否かによってなされている.
ここでは自己抗体中の血液型特異性の抗赤血球自己抗体について,まずその性質を概説し,次いで検査・処理・同定法に触れる.
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