検査ファイル
アンバウンドビリルビン
中村 肇
1
1神戸大学医学部小児科
pp.1030
発行日 1993年11月1日
Published Date 1993/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543901733
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[1]新生児高ビリルビン血症と核黄疸
新生児期には,生後数日間黄疸が出現し,自然に消退する生理的黄疸と呼ばれるものから,ビリルビンの持つ細胞毒性により重篤な神経学的後障害,すなわち核黄疸を引き起こす病的黄疸まである.核黄疸の症状は非特異的なものであるので,血清中のビリルビン濃度の測定が臨床的に不可欠である.
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