増刊号 臨床化学実践マニュアル
話題
2.生理活性物質
エリスロポエチン大量投与に伴う検査データの変化
黒川 一郎
1
,
佐藤 和昭
2
,
浅沼 康一
2
,
浦 信幸
3,4
1札幌医科大学附属検査部
2札幌医科大学病院検査部
3札幌医科大学救急集中治療部
4札幌医科大学第二内科
pp.114
発行日 1993年4月15日
Published Date 1993/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543901504
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エリスロポエチン(Epo)は赤血球系の造血因子として注目されてきたが,わが国でも最近製剤化され腎不全時の貧血に使用されている.われわれも腎不全で透析療法を含む種々の治療を受けながら,貧血高度なることが認められ,Epo大量投与でみるべき効果のあった例を経験している.
そのうちの2例についてそれぞれのEpo大量投与(毎週または隔週6,000,1ないし2万単位静注)の臨床検査値に及ぼす効果について述べたい.
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