増刊号 臨床化学実践マニュアル
II.日常検査における異常値への対応
1.電解質・無機成分
(3)Fe,TIBC,UIBC
牧野 鉄男
1
1神奈川県立衛生短期大学
pp.50-53
発行日 1993年4月15日
Published Date 1993/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543901483
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臨床検査における血清鉄(血清Fe),総鉄結合能(TIBC),不飽和鉄結合能(UIBC)測定は,数多くある方法のうち現在除蛋白のいらない直接比色法(比色法),定電位クーロメトリー(クーロメトリー),そしてドライケミストリーが主流をなしている.一方,近年薬剤干渉など検体にまつわる問題が大きくクローズアップされてきている.そこで,本稿ではこれら異常値をもたらす要因について,上記3種類の測定法を解説する.
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