技術講座 細菌
ロタウイルスの検査法
関根 整治
1
,
林 志直
1
1東京都立衛生研究所微生物部ウイルス研究科
pp.129-134
発行日 1993年2月1日
Published Date 1993/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543901399
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サマリー
ロタウイルスは,非細菌性胃腸炎の病原ウイルスとしてよく知られており,抗原性の違いによりA群からG群に大別されている.このうち国内では,A群とC群の流行が認められている.しかし流行の大部分はA群ロタウイルスによるものである.ロタウイルスの検査法としては,ロタウイルス発見の基礎となった電子顕微鏡法(EM)をはじめ,その後に開発された酵素免疫抗体法(EIA),ポリアクリルアミドゲル電気泳動法(PAGE)などが知られている.このうち,A群ロタウイルス検査法については,迅速で簡便な種々のキットが市販され,広く利用されている.本稿では,それらの検査法の実際について解説した.
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