けんさアラカルト
検査の保険点数
関口 進
1
1防衛医科大学校検査部
pp.774
発行日 1992年9月1日
Published Date 1992/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543901260
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1992年4月1日から健保点数の改訂が行われ,臨床検査項目でも「検査の適正化」という名の下に点数のカット,一部については多少の増加が認められた.一般的に今度の改訂は手技がいまだに用手に頼るものが多少の点数の増加,機械で多量の検体を処理できるものは減少の傾向にあった.
では検査点数はどのようにして決まるのかを説明しよう.新しい検査項目に関しては,1963年にMoss協議に関連した新項目導入のルールによってD1,D2,D3の区分ができた.D1は新しい項目で方法も新しいもの,D2は項目はすでに健保で認められているが検査方法が新しいもの,D3は項目も方法もすでに認められているもの(いわゆるゾロ製品)となっている.
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