けんさアラカルト
臨床病理技術士資格認定試験
森 三樹雄
1
1獨協医科大学越谷病院臨床検査部
pp.706
発行日 1992年8月1日
Published Date 1992/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543901236
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医療の現場において,検査データが患者の診断を決定し,治療にも直結する重要な部門であることはいうまでもない.世界一の長寿を誇る日本の国民にとって,今や検査を受けるということは,病気になった人はもちろん,症状が現れる以前の予防医学の面でも重要な指針の1つとなってきた.この臨床検査の分野を支える臨床検査技師の知識と技術の向上を目指しているのが,臨床検査技術士資格認定試験なのである.
この試験には,一級と二級があり,二級試験は1954(昭和29)年11月に第1回試験が施行され,平成3年度までに受験者数は延べ38,897名,合格者数は延べ22,233名(合格率61.6%)に達している.平成4年度には第65・66回試験が関東および関西で同時に実施される.
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