技術講座 病理
酵素組織化学
引野 利明
1
,
福田 利夫
1
,
町並 陸生
2
1群馬大学医学部第二病理学教室
2東京大学医学部病理学教室
pp.37-46
発行日 1992年1月1日
Published Date 1992/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543900921
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サマリー
新しい抗体が次々と出現し躍進を遂げる免疫組織化学や分子生物学的手法の発展,導入のめざましい今日の病理学においては,酵素組織化学はその影がやや薄らいでいるように思えるが,目的や材料さらに施設によってはいまだその手法において使用される頻度が高い.本稿では酵素組織化学とは何か,その基本的原理を中心に述べるとともに筆者らが行っている方法について解説する.なお,詳細については誌面の制約上,記載できないこともあるため,後述の文献などの成書を参照されたい.
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