ザ・トレーニング
糞便一般検査
藤田 美好
1
,
上杉 四郎
2
1秋田大学医学部附属病院中央検査部
2秋田大学部臨床検査医学講座
pp.1419-1423
発行日 1990年10月1日
Published Date 1990/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543900417
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現在,一般検査の分野において尿分析に次いで高頻度に行われている検査に,糞便検査がある.この糞便検査は外観(性状)検査,顕微鏡的検査,化学的検査などに大別され,これらの検査は多様性に富み,検査を行うに当たっては十分な習熟が求められる.さらに,より正確な検査結果を得るためには排泄後速やかに検査を行うことが望ましく,検体保存などに関しても細心の注意を払わなければならない.この項で,検体としてかなり特殊性を持った糞便検査について主な検査項目を取り上げて,その取り扱い上ならびに測定上の問題点また臨床的意義などについて解説してみたい.
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