ザ・トレーニング
血清酵素異常の鑑別3—アイソザイム異常から判定される病態(2)
戸沢 辰雄
1
,
桑原 純子
1
,
足立 香子
1
,
林 景子
1
1兵庫医科大学附属病院中央臨床検査部
pp.1093-1098
発行日 1990年7月1日
Published Date 1990/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543900332
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
種々の病態で血清酵素のレベルは変動するが,酵素ごとに変動する病態やその機序が異なることを初回に説明した.前回には酵素の血清レベルの異常や血清アイソザイムの異常の原因となる病態を判読する際に,識別しなければいけない異常の概説とその実際をLDHについて解説した.今回は引き続き,このような異常の実際をアルカリ性ホスファターゼ(ALP),アミラーゼ(Amy),クレアチンキナーゼ(CK)について解説したい.
Copyright © 1990, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.