増刊号 血液・尿以外の体液検査法
資料
穿刺液の汚染菌
小栗 豊子
1
1順天堂大学医学部附属病院中央臨床検査室
pp.908-909
発行日 1990年5月15日
Published Date 1990/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543900276
- 有料閲覧
- 文献概要
はじめに
穿刺液は本来,無菌であるから,検出された微生物は直ちに,感染症の原因微生物と解釈されがちである.しかしながら,穿刺部位の常在微生物などによるコンタミネーションも起こりうる.ここでは穿刺液の細菌,真菌検査に限り,コンタミネーションを疑うのはどのような場合であるか,また,その際の主な汚染菌にはどのようなものがあるかについて述べる.
Copyright © 1990, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.