技術講座 病理
DNAプローブによる病理診断—B型肝炎ウイルスを中心として
安井 英明
1,2
,
大竹 啓子
1
,
北川 知行
1
1(財)癌研究会癌研究所病理部
2東京大学医学部病理学教室
pp.347-352
発行日 1990年4月1日
Published Date 1990/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543900094
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サマリー
DNAプローブを用いた診断法の実際として,B型肝炎ウイルス(HBV)感染症を例にとり,Southern blot法について概説し,その病理診断への応用例を示した.
また,目的とするDNAを数十万倍にも増幅させる方法として最近注目を集めているpolymerase chain reaction法(PCR法)について,その原理を概説した.さらに,実際の方法について,組織標本の検索に主眼を置いて述べた.
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