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最新のガイドラインに基づく心不全評価—心エコー法による心機能評価の注意点
駒村 和雄
1
1トヨタ記念病院リハビリテーション科
pp.1222-1224
発行日 2022年11月1日
Published Date 2022/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543208821
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はじめに
“心不全”の定義はガイドライン上,「なんらかの心臓機能障害,すなわち,心臓に器質的および/あるいは機能的異常が生じて心ポンプ機能の代償機転が破綻した結果,呼吸困難・倦怠感や浮腫が出現し,それに伴い運動耐容能が低下する臨床症候群」1)とされている.
ここで,“心ポンプ機能”は,心収縮機能および心拡張機能の両方を指すが,心不全の生命予後や治療内容の選択に深くかかわるのは心収縮機能である.本稿では誌面の都合もあり,心収縮機能にかかわる心エコー検査について概説する.
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