技術講座 病理
アミロイド染色—コンゴー赤染色とDFS染色の比較を中心に
龍見 重信
1
,
松尾 郁
1
,
西川 武
1
1奈良県立医科大学附属病院病院病理部
pp.806-811
発行日 2020年8月1日
Published Date 2020/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543208075
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Point
●アミロイドーシスにはアミロイドの沈着を組織学的に証明する必要があり,その証明法としてコンゴー赤染色やダイレクト・ファースト・スカーレット(DFS)染色が用いられます.
●コンゴー赤やDFS色素は直接色素であり,非イオン的にアミロイドと直接結合し,桃色〜橙赤色に染色しますが,偏光による確認が重要です.
●試薬lot間差が大きく,試薬調製の難しい染色です.ナトリウム(Na)塩などの作用を理解することが,染色や試薬調整の手助けとなります.
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