増刊号 エキスパートが教える 心・血管エコー計測のノウハウ
2章 血管エコー
胸・腹部大動脈
小谷 敦志
1
1近畿大学医学部奈良病院臨床検査部
pp.436-439
発行日 2019年3月15日
Published Date 2019/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543207521
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Key Point
1.瘤径
・腹部大動脈瘤の最大径の計測は,長軸断面で瘤が最大に描出される断面かつ血管長軸に対して垂直となる短軸断面を描出し,瘤の前後径となる最大短径を計測する.
・腹部大動脈瘤の最大短径は数回計測し再現性を確認する.計測ポイントは,外膜間距離で計測するとCTの計測部位と近似する.
・計測の時相は,動脈が最小径となる心電図QRS波相(拡張末期)とする.
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