技術講座 微生物
薬剤感受性検査の内部精度管理
角田 拓也
1
,
石松 尚
2
,
久川 聡
3
1株式会社保健科学研究所検査本部
2株式会社保健科学研究所感染症分析センター
3株式会社保健科学研究所
pp.448-457
発行日 2018年4月1日
Published Date 2018/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543207179
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Point
●薬剤感受性検査は試薬や測定装置の異常,検査手順の逸脱,検査担当者の結果解釈の違いなどの影響を受けるため,内部精度管理(QC)による日々の監視が必要である.
●QCの結果が外れた場合に是正措置を講じるために,薬剤感受性検査結果に影響を及ぼす要因を把握しておくことが重要である.
●毎日実施するQCを週ごとの実施に変更する際は,20〜30日プランもしくは15重測定(3×5日)プランのいずれかを実施し,その基準を満たした場合,週ごとの実施に変更できる.
●QCの結果が良好であっても,患者由来菌株の検査結果を報告する際は,菌種と薬剤感受性検査結果の整合性を評価する必要がある.
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