連載 研究のすゝめ・1
日常業務の問題点から研究への足がかり—市中病院での学術活動
岩田 英紘
1
,
原 祐樹
2
1名古屋第二赤十字病院医療技術部病理検査室
2名古屋第二赤十字病院医療技術部微生物検査室
pp.1254-1260
発行日 2017年11月1日
Published Date 2017/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543206987
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病理検査編 岩田英紘
入職からの経歴(表1)
私は,大学4年生の卒業研究で病理研究室に所属し,主にFISH(fluorescence in situ hybridization)検査や免疫組織化学染色を経験しました.卒業後は大学院の修士課程へ進学し研究に励む一方で,細胞検査士の資格を取得しました.その後現在の職場に就職し,今年で8年目を迎えました.入職直後に病理検査室へ配属され,現在に至ります.入職後,2年目に国際細胞検査士,4年目に二級臨床検査士(病理),7年目には認定病理検査技師の資格を取得しました.
学会発表については,2年目に初めて経験してから,主に日本臨床細胞学会や日本医学検査学会にて毎年発表しています.6年目には日本臨床細胞学会でシンポジストを経験させていただき,翌年には米国カナダ病理学会(The United States and Canadian Academy of Pathology:USCAP 2016),世界医学検査学会(International Federation of Biomedical Laboratory Science:IFBLS 2016)の国際学会で発表する機会をもらいました.5年目からは,愛知県臨床検査技師会遺伝子染色体研究班の班員として活動しています.
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