技術講座 微生物
—step up編—糸状菌同定検査の進め方
石垣 しのぶ
1
,
古川 泰司
2
1帝京大学医学部附属病院中央検査部
2帝京大学医学部附属病院臨床検査医学
pp.1148-1156
発行日 2017年10月1日
Published Date 2017/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543206963
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
Point
●直接鏡検法は培養検査法に比べて簡便で迅速に実施できることから,培養を実施する前に糸状菌の有無を確認する.
●患者背景から目標菌をある程度推定し,培養には,適した培地,温度,培養時間が重要なことから,菌種に応じて条件を工夫する必要がある.
●それぞれの菌種の形態学的特徴を理解し,典型的な特徴を示さない場合でも一度であきらめず,根気強く観察することが大切である.
Copyright © 2017, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.