マスターしよう基本操作A
尿沈渣標本の作り方
畠山 勅男
1
,
肥塚 卓三
1
,
赤井 俊洋
1
,
奥田 清
1
1大阪市立大学病院中央臨床検査部
pp.45-52
発行日 1982年1月1日
Published Date 1982/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543202424
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一般検査項目のうちでも主要なものの一つである尿沈渣検査は,Addis countなど特殊なものを除いて,いわゆる定量検査ではなく,赤血球,白血球,上皮細胞,円柱を半定量的に,それ以外の沈渣を定性的に鏡検するスクリーニング検査といえる.これに対して近年,尿沈渣検査における定量表現の必要性が話題にのぼっているが,検体の特殊性など,種々の問題点も多い.ここではスクリーニング検査としての尿沈渣標本の作り方を中心に,若干の新しい試みも含めて述べてみたい.
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