増刊号 はじめて出会う 検査画像
2章 血液
5 先天性血小板機能異常症診断の鍵,血小板凝集能検査—血小板無力症とベルナール・スーリエ症候群
國島 伸治
1
1国立病院機構名古屋医療センター/臨床研究センター高度診断研究部
pp.872-875
発行日 2016年9月15日
Published Date 2016/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543206596
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Key Sentence
■血小板凝集能検査は代表的な血小板機能検査であり,多血小板血漿(PRP)に血小板凝集惹起剤を添加し凝集曲線を記録する.
■血小板無力症は先天的に血小板膜糖蛋白(GP)Ⅱb/Ⅲaを欠如し,ベルナール・スーリエ症候群は先天的にGPⅠbを欠如する.
■血小板無力症はADPやコラーゲン凝集を欠如し,ベルナール・スーリエ症候群はリストセチン凝集を欠如する.
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